工業向けPCの特化タイプについて
弊社の工業向けPCは工場内のシステムに組み込むタイプの装置で、24時間、365日ノンストップ稼働を目的に設計しております。
高温特化型
ガラス製造工場や金属加工工場など周囲温度が高温となる場所へ設置される事が目的の場合
施工主様は概ね温度調節機能付きラック(エアコン内蔵型等)にPCを収納してくださることが多いのですが、時には予算の関係でそのまま設置される事例も少なくありません。その時に意識することが温度拡張型デバイスを内蔵した高温特化型PCです。
温度拡張型デバイスとは、一般的には5℃~35℃環境下で動作保証する部品を50℃や60℃の高温下でも動作保証するという機器です。SSDや電源ユニット、マザーボードなどに該当します。
防塵性を高めたタイプ
食品工場や印刷所など粉じんが舞っているようなところ、不特定多数の人混みなど埃っぽいところへ設置される場合は、防塵性を増したもの、またはフィルターの交換が簡単に出来るメンテナンス性の良いものを選択します。究極では密閉式の防水タイプなどもありますが、密閉式は内部の廃熱効率が悪くなるため、あまり高性能なCPUを搭載できないデメリットも存在します。
小型特化型
お客様装置への組み込みスペースが限られている場合など一般的な筐体が搭載できない場合、小型筐体、超小型筐体が活躍します。小型筐体は拡張スロットが無い場合が多いのですが、弊社ではPCI-Express x16スロットを装備した小型筐体を準備しています。
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